54分から、ここまで来た。
最初にNo.2を練習したとき、54分かかった。
制限時間40分オーバー。本番なら即アウト。あの脇汗と絶望感は、今でも覚えている。
ようやく12問目。
今回のNo.12は、25分台で終わった。
タイムより大事なことを手に入れた練習だった。
第1章:時計を見るな。不安が、伝染する。
タイムアタック中、どうしても時計が気になる。チラッと見る。「あ、もう20分か」。
その瞬間から、脳内で勝手にスイッチが入る。
「寸法、合ってたっけ?」「欠陥、出てないよな?」「残りの工程、間に合う?」
1秒の「チラ見」が、10秒分の「不安の連鎖」を呼ぶ。
時計を見ることは、不安というウイルスを脳に招き入れるスイッチだった。
今回気づいたのは、「もう40分を超える状況にはならない」という確信が自分の中にあること。だったら、時計を見る必要はない。目の前の電線だけを見ていればいい。
「ゆっくり落ち着いて、没頭した方が速い」という逆説。焦って雑になるより、時間を意識から消して100%集中する方が、結果的にタイムが縮む。これが、今自分がいる場所だ。
第2章:No.12唯一の異分子、PF管の罠
13問の中で、PF管が登場するのはNo.12だけだ。
アウトレットボックスに通すこのケーブル、実際に触ってみると想像以上にやりにくい。そして作業中に必ず迷う瞬間がある。
「心線出しをしてからボックスに入れるか、入れてからやるか。」
テキストには書いていない。でも本番で初めて迷うと、それだけで数秒が飛ぶ。頭で考えた瞬間に手が止まる。
答えは、どちらでもいい。ただし本番前に自分の中でどちらかに固定しておくこと。「やることが明確」であることが、一番のタイム短縮だ。迷いがゼロなら、手は止まらない。手を止めないというのがとても重要だ。
第3章:第四コーナーを曲がる感覚
今の自分のルーティンはこうだ。
複線図 → 配置 → 器具の取り付け → 心線だし → 結線
この流れが、完全に体に馴染んでいる。考えなくていい。手が勝手に次の工程へ進む。
結線の段階に入ったとき、いつも思う。
「白・黒・赤を間違えないように……よし、あとはこれだけだ。」
この瞬間が、第四コーナーを曲がった感覚だ。ゴールが見えている。あとは走り切るだけ。パニックも迷いも、もうない。
急いでいないのに、タイムが縮まる。それはルーティンが完成したからだ。
まとめ:仕組みがあれば、本番の緊張には勝てる。
本番で緊張するのは仕方ない。でも、緊張しても崩れない仕組みがあれば怖くない。
「手順が明確」「迷いがゼロ」「時計を見ない」。
この3つが揃えば、脳のメモリは全部「目の前の作業」に使える。完璧主義を捨てて、手順の自動化を信じる。それだけでいい。
同じように時間が足りなくて焦っている受験生へ。タイムを競うのをやめた瞬間に、合格が近づく。
残るは最後の1問。全13問を完走して、本番に臨む。
今回の記録
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 候補問題 | No.12 |
| タイム | 25分台 |
| 注意ポイント | PF管の挿入タイミングを事前に固定しておく |
| 今回の教訓 | 時計を見ない・迷いをゼロにする・没頭する |
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